
「
ガウディの弟子 になりたい 」
これが、島﨑さんの原点。
「様々な道の専門家・職人を束ねて、一つのモノを創り上げる」
ことに魅せられ、デザイン科でインテリアを専攻しました。
卒業後、
「日本のガウディ」と言われた
梵寿綱(ぼんじゅこう)氏に師事。
梵氏は、近代工業製品化している建築技術・様式に疑問を投げかけ、
「手仕事を復活させ、建築に取り入れ」「建築をARTに」
しようとした建築家です。
曰く、
「 建築は JAZZ 」
一人ひとりモノが見えていれば、プロ同士のぶつかり合いで、
相乗効果が生まれる。
変化を柔軟に受け入れると、新たな方向へ開けていく。
島﨑さんは、モノづくりの基本的姿勢を
ここで教えてもらったと言います。
次は、一つのモノを、最後まで自分が責任もって作る仕事を探し始めました。
その後、
「木工・鉄・漆・ガラス・やきものなど異素材による集団工房」では、
「オーケストラ的な」共同作業による空間づくりに参加。
商品開発・ワークショップなども展開。
ここで、初めて
「やきもの」と出会いました。
ほぼ独学で始めたため、
「ロクロで目が回る」こともあったという笑い話も。

転機は、
15年ほどいた東京から、
故郷日立にUターンした頃。
「笠間の窯業指導所で、改めて、やきものの釉薬について学び、
たくさんの人に出逢い、目からうろこがたくさん落ちた」
「使う人が、
暮らしでほっとできるようなモノづくりを大切にしたい」と、
受注によるデザインの仕事と、
自己表現としてのモノづくり、
共同で出来ることに模索する日々でした。、
そんな頃、初めてお会いしたのが
2009年でした。
自ら企画した
「LOVE BOWL」は、
陶芸家がカフェオレボウル型の器を制作し、
その売上げの一部を、途上国の学校給食プログラムの支援に充てる活動。
陶芸家・笠間の多くの店舗を一軒一軒回って趣旨説明した企画展は、
その後、笠間工芸の丘・横浜などで続いています。
手掛けたものは、
建築装飾・商品企画・店舗装飾・カフェギャラリーの展示企画・
保育園児とのワークショップなど多様で、
「陶芸家」にとどまらない
「クリエーター」の活動と言えます。
2009年茨城デザインセレクションでは、
「LOVEBOWL」が
審査員特別選定で受賞しました。
( その2 へ つづく )
shimacraft 島﨑 小乙里 (しまざき さおり) 展
3/31(日)まで
最終日午後 ご本人在廊です。
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