10/19(日)
笠間市民球場には、子どもからおじいちゃん・おばあちゃんまでみんなの笑顔があふれていました。
茨城ゴールデンゴールズの試合があったのです。
試合は、みんなを楽しませる工夫がいっぱいです。
例えば、欽ちゃんチームでは、
4番打者が毎回変わるそうです。
決め方は、試合当日に
一番多くの家族が見に来た選手。
この日は、本職”化粧品販売”という小嶋(オジマ)選手で、家族親戚30人が来ていたとのこと。
彼が出塁すれば、彼のスポンサー「常陸牛」から
”常陸牛1キロ”が家族に
贈られることになっていました。
もっとも一人当たりにすると、たった30グラム。(3打席めにやっと実現)
”クラブ野球チーム”とは、スポンサーあってのチームだと知りました。
スポンサーが付いている選手は、打順が来るたびに
「
常陸牛 小嶋」
「お~いお茶 岩田」
「茨城生産量No.1メロン 鈴木」
「auにしました。 佐藤」
などとスポンサー名付きで呼ばれ、背番号と一緒にユニフォームにも
大きく書いてありました。
試合中にも、
ホームラン選手に
、”アムスメロン1箱”、
デッドボールを受けた相手チームの選手に、
「お詫びの印として」”常陸牛1キロ”、
「未来のスーパースター」コーナーでインタビューを受けた6年生に、
「利根コカコーラ」より
”ポカリスエット8本”などが、
楽しい欽ちゃんトークとともに贈られました。
場内アナウンスは、本職らしき男性と補佐役の地元の小学6年生の女の子が担当しましたが、欽ちゃんにさんざんもてあそばれて、大いに笑いをとっていました。
もとプロ野球選手や企業など
”いいおとな”を巻き込んで、誰でもが
楽しめる”場”を作り、果ては
「クラブ野球チーム選手権2連覇」という
”瓢箪からコマ”のような偉業を成し遂げた欽ちゃん。
欽ちゃんは、いつも優しさ・あったかさで人を包み込み
、「笑顔を引き出し、人を幸せにする名人」です。
ふと、最近見た
「おくりびと」という映画を思い出しました。
モックン(本木雅弘)が、故人の身を清め、死化粧などをして納棺までする
「納棺師」役を、完璧に演じていました。
地味で表には出にくいものの、
”美しい最期のお手伝い”というこれも、「ひとを幸せにする」仕事だと思いました。
誰でも「誰かを幸せにする力」を持っていると思います。
料理人は料理で、ものを創る人はその作品で、落語家は落語で、
監督欽ちゃんはそのおしゃべりで。
ちょっとした工夫で、人を幸せにできることもある。
そんなことに気付かせてくれた欽ちゃん、どうもありがとう!