2013年秋
「陶ISM展 in 笠間ギャラリーロード」の中で
「舞台」では、20人の若手作家による「新米と秋刀魚の器展」を。
その時からご縁のある 馬目(まのめ)隆広さんが
12/21まで 笠間「雑貨&カフェ ラミディ」で 個展をなさっています。
馬目さんをご紹介します。
2011年3月11日、笠間は震度6強の揺れでした。
自らの作品・窯・工房にも被害があったものの、
被災した伝統ある窯元の登り窯復興に、
個人作家が力を合わせました。
ひと月後に始まったのが
「SaveKasamaPotters」プロジェクト。
「はしおき」の売り上げを復興支援に。
額賀章夫・酒井敦志之・沼野秀章・須知大(鉄)・
太田真人(ガラス)とデザイナー笹目亮太郎
(現「TRUNK」代表)が始め、近藤文・井上塁・
田山健司・いとうけいこも参加。(敬称略)
「できることからともかく始める」
馬目さん作トリの箸置きは、
ピカソの絵
「花をくわえるハト」を思い起こさせる
象徴的な存在でした。
馬目さんは、共通一次の時代、2浪して東京藝大へ。印象的な授業は「美術解剖学」
解剖後の人体観察(目ん玉触った!)や
標本室では、暗殺された社会党委員長のホルマリン漬けの
脳みそ観察も。
学生時代がバブル期だったため、バイトはいろいろ。
村おこしの川下り水上レース用ボート(発泡スチロール)作り、TV番組のセット作り、
代議士のブロンズ像作りなど。
粘土での塑像・木彫・金属・石彫など経験し、
1994年彫刻科で大学院卒業。
在学中から、竜泉窯(東京)
小山耕一氏(ルーシーリー研究第一人者)のもとで
陶芸も習得。
その後、陶芸の道を選ぶに至った。
地震の後、学生時代から持っていたウクレレで
「カサマハロ」の名で、仲間と活動開始。
コーヒーも好きで、イベントでコーヒーを出すこともしばしば。
益子「ヒジノワ」(日替わりで、カフェが間借り営業)
では、ベトナム料理の得意な柴田明子さん(フリー
アナウンサー)と組んで、時々営業する。
柴田さんは「カサマハロ」の仲間の一人。
1998年岩間にアトリエを借り始めて、
生活で使って楽しい食器中心の作陶。
いつかカフェオープンの夢もある。
やきもの・コーヒー・ウクレレの仲間に囲まれて、
「イツモ静カニ笑ッテイル」馬目さん
これからも、
つながりを大事にした活動の広がりが楽しみです。
「舞台」では穂 髙 隆 児 展
12/25(金)まで
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